天正3年(1575)真言宗の僧侶盛巖佑昌庵主が遷化(他界)し、上山田町城腰の普携寺第4世、
繁室玄昌大和尚が入寺して以来曹洞宗の禅寺として歴史を刻んでおります。

昭和63年には、境内伽藍や千曲市指定天然記念物タラヨウ(多羅葉)の木など庭園樹木の一体を名勝として、
境内一円が千曲市指定文財に指定されました。

見性寺の縁起について

  • 見性寺御開山・・・繁室玄昌大和尚(当山本寺普携寺第4世 元和元年1615年示寂)
  • 開基・・・前住盛厳佑昌庵主(見性寺前身の真言宗住職で1575年示寂) 
  • 見性寺境内地一円・・・千曲市指定文化財。 正徳期・天明期と2度の火災にて焼失も、江戸中期に現在の境内地に移転し建立
  • 境内地の多羅葉「たらよう」・・・千曲市指定天然記念物
  • 山﨑洞胡氏筆・・・釈尊誕生図・釈尊涅槃図
  • 山口謙哉氏筆・・・十六羅漢襖絵等、他数十枚

ご挨拶

第22世住職 田崎紀彦

「菩提心をおこすというは、己れ未だ渡らざる前に一切衆生を渡さんと発願し営むなり」

一握りの偶然の中にご縁を頂戴し、この時代この場所に生かされている自己の真実を見つめ、功利的な意識の壁を取り払い、自他の同根意識の生き方・生活姿勢を持つべきである。

曹洞宗の開祖、道元禅師は『正法眼蔵』という膨大な執筆の中で「発菩提心」という教えをお示しになられた一文です。
世界中の情勢が目まぐるしく展開されていく昨今、その絶え間ないスピードに急かされ、あわただしく余裕のない日々をおくる方も多いのではないでしょうか。
そんな中にあって我々仏教寺院は、皆様の目線で地域のお寺としてセレモニーだけの役割に留まらず、この現代に求められているものは何か、今一度再構築していく過渡期にあるのではないかと考えております。
街の喧騒から少し離れたこの寺が、心静かに安らぎ、皆様の現代社会における
「菩提心」を発す一助になりましたら何よりでございます。
当寺院では、様々な催しも開催しております。どうぞお気軽にお立ち寄り頂きますよう、心よりお待ちしております。

経歴

証券会社勤務を経て、平成17年より大本山永平寺の安居(修行)。松代町東条の実相院住職としても兼務。

 


 

お通夜からご葬儀まで見性寺で行えます

檀信徒もそうでない方も当山で通夜や葬儀を執り行えます。多目的ホール「桃源閣」大広間では法要とお斎(食事)が可能です。尚、全席椅子・テーブル席で、またバリアフリートイレも完備してありますのでご高齢の方にも安心してご来場いただけます。詳細やご相談はご遠慮なくお問い合わせください。

見性寺 : 026-275-0800

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